島田裕己

話の半分は自分と宗教の関わりについてだったのだけど、
ヤマギシ会に潜入調査した時の話はそれなりに面白かった。
私がヤマギシ会を最初に知ったのは日本テレビの「今日の出来事」で
「特講」に記者が潜入調査した際の報道で、これも1998年前後だったと思う。
丁度、アニメにはまり始めた時期であり、押井守の「パトレイバー2」の
音楽を特講のBGMに使っていておどろおどろしかった。
その後、「宝島30」や「別冊宝島」でヤマギシ会について調べたりもしたので、
ヤマギシ会についてはある程度の知識はある。


と、ここまで書いて改めて「別冊宝島」などを読み直してみたのだけど、
オウム騒動の際に島田氏は、驚くほどに自分の体験について
真摯に語っていたのだと気付く。
ヤマギシ会の体験についても当時から書いていたし、オウムについて
どう考えているのかということも。
ああ、講義の前に「別冊宝島」も読んでおくべきだったと後悔。


最後まで聞いて、私が思った感想。
「島田氏のように世俗と宗教の狭間で伝える人間は必要だけど、
そのような人間だけでもいけないだろうな。」ということ。
島田氏の視点だけだと、マズイことをマズイと言うことが、
抑制されてしまうような気がする。
まあ、宗教そのものについて語る人が少ない現状では、
そんなの言ってる場合でもないのだけど。


そういや、統一教会は何でマスコミでは最近報道されないんでしょ。
自民党の有力支援団体としているからだろうか。
霊感商法もまだ続いているんですけどね。


あと、島田氏の話で納得したのは宗教組織が一つの
コミュニティとなっていること。
確かにウチの親族も友人は統一教会系ばかりだ。納得。
(まとまらなくなってきたので、とりあえず終了。またこの辺の話は書くかも)